AIという名の鬼 高パフォーマンスな人ほど陥る「脳の異常覚醒」と身体のリアル

カラダのこと

わたしは毎日、こうして「身体調律スタジオU」という地下空間にて、ヒトの身体に触れています。

思い起こせば、半年前あたりからでしょうか。ある特定の条件を満たしているクライアントさんの身体に、なにか“異変”を感じるようになりました。

最初の頃はわたしもそれほど気に留めることもなく、「おそらくその方も、今は何かバタバタされているのだろう」とその程度にしか思っていませんでした。

そこからまた月日は流れ、真夏に入り始めたころでしょうか。また特定の条件の方々の身体の感触に、明確な違和感を覚えたのです。

特定の条件を満たすクライアントさんたちの異変

ちなみに、その【特定の条件】というのが、以下のような方々です。

  • めちゃめちゃ優秀な方
  • とにかく仕事が忙しい(そして仕事が心底楽しそう)
  • 筋トレやランニングなど、定期的な運動をハードに行う
  • 元々の身体感覚が非常にするどい

ざっくりですが、このような方々なのです。

だからこそ、定期的な身体調律も欠かさずにライフワークにしてくださっているのですが……そんな方々の身体の感触が、明らかに変なのです。

それは、何もその方々の身体が異常な病状だ、というわけではありません。

「今までであれば、ご自身の身体の状態があまりよろしくない流れになれば、早めに自分で気づけていたはずの方々が、軒並み気づくことができずにいる」

という点です。

通常、このような状況はなにかしらの精神的なダメージや、イレギュラーなトラブルなどが生じた際に起こります。メンタルがやられた時や外的なトラブルに意識が奪われるからこそ、自分の身体に意識が向けられなくなるのです。

ですが、今回は明らかにそのような傾向も見られません。

むしろお仕事的にも「質も量も、以前より格段にパフォーマンスが上がっている」とおっしゃっている。そして、その言葉に嘘があるとも思えません。

にも関わらず、その方々が自分の身体の状態を見失い、結果としてそれが身体の違和感や痛みとして現れているのです。

「調子は悪くない」という言葉の裏にあった違和感

この妙な状況の正体をつかめないまま、ちょうど先日、その【特定の条件】を持ち合わせているクライアントさんがセッションにお越しになりました。

「9月は仕事の大きな山場があり忙しかったのだが、涼しかったのでランニングはかなりの距離を走れた。だから調子は悪くないと思う」

とのこと。ですが、身体に触れてみると、やはり変なのです。

何が変かというと、身体のこわばりが尋常ではない。

そして、そんな状態にそのご本人がまったく気づけていないのです。

以前であれば、こんなに見失うことなどなかったはずなのに……。

このあたりから、わたしの中でひとつの妄想じみた推論が浮かんできました。

『これは、AIに身体感覚を喰われているのではないか』

隠された最後の条件「AIを使いこなしていること」

実は、さきほどの【特定の条件】には、もうひとつ共通している項目があったのです。

それが、

「AIをものすごく使いこなしている」

ということ。

その方々は、ご自身のビジネスにおいてどんどんAIの活用方法を身につけ、今までにないほどの仕事のパフォーマンスを出していました。だからこそわたしも、よくその方たちからAIの活用方法を指南していただいていたほどです。

ですが、AIと人間には決定的に異なる点があります。

それは、

人間は、疲れる。

AIは、疲れない。

ということです。

それはまさに、『鬼滅の刃』で人間が鬼と戦うようなもの。

鬼は、斬られても疲れないし死なない。ですが、人間は血も流すし、痛みも伴い、疲労が蓄積します。

そう思うと、急にAIが鬼の存在のように思えてくるのです。

脳だけが異常覚醒し、身体感覚が奪われていく時代

AIには「身体」という実体がありません。なんだか、AIは人間の身体感覚を奪いにきているような気がしています。

知識やアウトプットのスピードが爆発的に加速し、脳だけが異常に覚醒させられることで、身体からのリアルなアラート(悲鳴)を受け取るセンサーが麻痺してしまう。

この時代の流れは、もう誰にも止められません。

だからこそ、身体に直接触れ、骨の位置や呼吸の響きに耳を澄ませるという「この原始的な行為(身体調律)」が、これからの時代に何より大事になると確信しています。

そう遠くない未来に、人間が身体感覚を失い、AIになり果てる日がくるかもしれません。

それはまさに、鬼に喰われたものが鬼になるように。

ある日突然、自分が日常的に使っているAIから、こう囁かれるかもしれません。

『すばらしい提案をしよう。お前もAIにならないか?』 と。

身体調律スタジオUより

文明やツールがどれほど進化しても、私たちが生きているのは「この身体」という器の中です。

「仕事は絶好調だし、運動もしているけれど、どこか自分の身体のリアルな感覚が掴みにくい」

そんな風に感じている方こそ、一度脳のスイッチをオフにして、ご自身の身体の声(調律)を聴きにいらしてください。

地下の静かなプライベート空間にて、いつでもお待ちしております。

📍 身体調律スタジオU(港区高輪/泉岳寺・高輪ゲートウェイ)

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