50代女性のクライアントさんとの身体調律セッション。
左のおしりに痛みが走り、整形外科を受診して「ヘルニア」と診断されたものの、特に病院では具体的な治療をされるわけでもなく……。(※このヘルニアのお話は、また後日詳しく書きたいと思います)
ご自身で運動やストレッチを試してみたものの改善せず、「どうにかしたい」とスタジオUにお越しいただいたのが始まりでした。
今では当初のような痛みに悩まされることはなくなりましたが、現在の大きなテーマは、
【長年悩んできた、股関節の固さの改善】
という次のステップに入っています。

この【股関節が固い】問題、きっと多くの方が大なり小なり抱えているのではないでしょうか?
もちろん、「一瞬で股関節が柔らかくなる!」といったゴッドハンドのような施術も世の中にはあるかもしれませんが、私はあまりおすすめしていません。
実は、この【股関節の固さ】問題には、一生懸命な人ほど陥りやすい“ある落とし穴”が存在します。
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そもそも【股関節が固い】というのは、太ももの骨(大腿骨)と、それを受け止める骨盤(腸骨)のジョイント部分の動きがスムーズではない状態のこと。
真面目な方ほど「固くて動かない場所」をなんとか動かそうと、一生懸命そこに力を入れたりストレッチをしたりします。
位置でいうと、ちょうど「おしりのあたり」です。
ですが、ここで厄介なカラダのルールが邪魔をします。
それは、
《意識を向けた場所の筋肉ほど、ギュッと固くなる》
というルール。
「柔らかくしたい!」とおしり周りに強く意識を向ければ向けるほど、皮肉にもそこにある筋肉たちが反応してキュッと縮こまり、余計に動かなくなってしまうのです。

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では、どうすればいいのでしょうか?
ポイントは、動かないおしり(股関節)を直接どうにかしようとするのをやめること。
おしり側ではなく、土台である「骨盤(腸骨)」の方に意識をシフトし、骨盤から脚を動かしていく順番に変えてあげるのです。
文字にするとたったこれだけのことなのですが、長年の体のクセがある中で「この感覚」を身体で理解していただくのは、実は一筋縄ではいきません。
そして、この「感覚のズレ」をひとつずつ紐解いていく作業こそが、身体調律セッションなのです。
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固い場所を動かそうと頑張るほど、筋肉が固まって動かなくなる。
股関節には、そんなパラドックス(逆説)のような罠が潜んでいます。
長年の【股関節の固さ】から抜け出す第一歩は、頑張って意識しすぎるポイントを外すこと。
そして、骨の仕組みから自分の身体の動きのロジックを理解し直すことにあります。


