〜ストレスと闘うカラダの【内圧と外圧】のメカニズム〜
「しっかり休んでいるはずなのに、肩や首の力が抜けない」 「マッサージを受けても、身体が硬くてリラックスできない」
そんな経験はありませんか?
実は、どれだけ脱力しようとしてもカラダがガチガチに力んでしまう時、そこには「カラダがあなた自身を懸命に護ろうとしている」という、深い理由が存在しています。
■ プレッシャーから心身を護る「防波堤」
仕事での大きなトラブル、人間関係のストレス、あるいはご家庭や介護の重圧……。 私たちは日常の中で、目に見えない大きな「外からの圧力(プレッシャー)」にさらされることがあります。
そんな過酷な状況に直面したとき、私たちのカラダは本能的にひとつの防衛反応を起こします。
それが、【内圧を高めて、外からの圧力に対抗する】というシステムです。
風船をイメージしてみてください。 外からの強い力で潰されないようにするために、内側からパンパンに空気(圧力)を張り巡らせて、大切な心や内臓がダメージを受けないよう壁を作って耐え忍んでいる状態——。
これこそが、何をしても抜けない「力み」の正体です。
■ 「力が抜けない」のは、頑張ってきた証拠
外からのプレッシャーと戦っている最中に、無理にこの「力み(内圧)」を抜いてしまうと、かえってメンタルが折れてしまったり、心身が保てなくなったりすることがあります。
だからこそカラダは、あえて自らを緊張させ、あなたを守るための「砦(とりで)」を築いてくれていたのです。
「どうしてこんなに身体が硬いのかな……」とご自分を責める必要はまったくありません。 その力みは、あなたが過酷な日々を乗り越えるために、カラダが懸命に働いてくれた証なのです。
■ 「護るフェーズ」を終えたカラダに必要なこと
大きな渦を抜け出し、ようやく環境や心が落ち着いたとき。 カラダははじめて「もう護り続けなくても大丈夫だ」と気づき、緊張を解く準備に入ります。
しかしいざ落ち着いても、長期間高め続けてきた「内圧」は、自分ひとりの力ではなかなかスムーズに排出できないことも多くあります。
身体調律セッションでは、こうして役目を終えた骨や筋肉にやさしくアプローチし、パンパンに張りつめた内圧を少しずつ外へ逃がしていくお手伝いをしていきます。
カラダは、あなたが思っている以上に、いつだってあなたの味方です。
もし今、身体が思うように緩まないと感じているなら、それはカラダがあなたを護ってくれている最中なのかもしれません。
「いつも護ってくれてありがとう」とご自身の身体に感謝を向けながら、準備が整ったタイミングで、ゆっくりと本来のしなやかな状態へと調律していきましょう。

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